キャンプ場に行って毎回タープやテントを設営するために、ハンマーでペグを打っているのですけれど、タープなどの付属品ペグは、細くて地面が堅かったりするとすぐ曲がってしまったり、なかなか打ち込みずらかったりするので、ペグの代わりにネジ使えないのかなとふと疑問に思っていたので試してみました。
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コーチボルトを大地に打ち付ける
ということで、用意したのは、コーチボルト・ワッシャー・電動インパクトドライバー・ボックスレンチ・ペグ・ハンマー
コーチボルトとは、主に木造建築現場などで使用されていて、木ねじの親玉みたいな存在です。
3.8mmの木用コーススレッドと比べるとかなり大きいです。
今回用意したのは、M10×180mmのコーチボルトと、M10×300mmのペグとなります。
コーチボルトは、本来木柱などに固定する用途に使用するのですが、金属用ねじに比べてねじ山がおおきめなので地面に打ち付けたときにある程度固定できるのではないかと予想しました。
地面の状態は全面芝に覆われていて、地中に大き目な石などはなく、地中は適度な湿り気がある状態でした。ペグを打つのであればスムーズに打ちやすい状態です。
タープを広げ、設営用のペグの代わりにコーチボルトを地面にインパクトドライバーで打ち込んだ所、適度なトルクを感じスムーズにねじ込まれました。
木柱に打ち込む際のトルクに比べれば当然スカスカな感じですが、砂に打ち込むような感じではなく、適度なトルク感でねじ込んでいる感じです。
そこそこしっかりネジが聞いている感覚を受けました。
電動工具使用なので楽ですね。多数ねじ込んでも疲労感はないです。
時間にしたら、数秒です。
当然、ペグのようにロープをひかっける部分が考慮されていないので、引っ掛かり代の確保用として大き目のワッシャーを使用しました。
タープのメインポール用に4か所ねじ込みタープを建ててロープを引っ掛けテンションをかけてみたところ、まったく問題なく使用できる感じです。タープ付属品ペグに比べれば断然しっかりしています。
引き抜き強度を比較してみました
コーチボルトがペグの代わりになるとして、実際どの程度しっかり固定されているのかと思い、引き抜き強度を比較してみました。
コーチボルト 軸径 10mm 長さ180mm
ペグ 軸径 10mm 長さ300mm
埋め込み深さはペグの方が長いです。
比較の結果です。
コーチボルト 30.4KG
ペグ 12.4KG
コーチボルトのネジ溝が、引き抜き強度にかなり影響しているようです。
思っていたよりもしっかりと固定されています。
地面土質も影響するとおもいます。土にある程度湿り気があり、粘度室の土だとかなりしっかりと固定されると思います。乾燥していて砂地などでは引き抜き強度も弱いとおもわれます。
結局どうなの
コーチボルトは、ペグの代わりに使用可能です。
電動工具使用ですので、とても楽にねじ込むことが出来、強度もペグと遜色ないでしょう。
私の環境では、マキタのLEDライトと、セーバーソー(電動ノコギリ 薪切断用)をキャンプ場で使用しているので、インパクトドライバーを使用するのは全く問題ないのですが、通常電動工具などキャンプで使用しないので普通のペグでいいのではないでしょうか。
バッテリーが無くなったらつらいかもです。
通常ローブの引く方向に抵抗するようペグは斜めに打つので、引き抜き強度はさほど関係ないかもしれませんし。
タープ付属品の細くて曲がりやすいペグは、ハンマーの力が逃げるのか打ち込みずらく、曲がったりしますが、ペグ単品販売されているしっかりしたものですと、打ち込みやすいです。
ちなみに金額ですが、M10×180ステンレスコーチボルトは、600円くらいでした。
スチールですと、もっと安いと思います。
長さがこれ以上になると、価格がかなり上がるようです。
私はせっかく購入したので、しばらく使い続ける予定です。